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肺炎球菌ワクチンのご案内

肺炎は日本人の死因の上位を占める疾患であり、特に65歳以降は入院や重症化のリスクが高く、ワクチンによる予防が非常に重要です。当院では、2026年4月から定期接種となった結合型ワクチンを含め、複数のワクチンをご用意しています。

肺炎球菌ワクチンの種類と効果的な選び方

肺炎球菌は、高齢者において肺炎だけでなく、敗血症や髄膜炎などの重い感染症を引き起こすことがあります。

当院では、従来のワクチンに加え、より長期間の効果が期待できる新しいワクチン(結合型ワクチン)をご用意しています。

主要な3種類のワクチン比較

比較項目 ニューモバックス(従来型) プレベナー20(定期接種) キャップバックス(最新型)
ワクチンのタイプ 多糖体ワクチン 結合型ワクチン 結合型ワクチン
定期接種(公費) 経過措置終了 対象(2026年4月〜) 任意接種(自費)
血清型(守備範囲) 23種類 20種類 21種類
免疫記憶(持続性) なし(数年で低下) あり(長期間持続) あり(長期間持続)
国内でのカバー率 市中肺炎:約44%
重症(IPD):約51%
市中肺炎:約44%
重症(IPD):約50%

市中肺炎:約72%
重症(IPD):約80%

再接種の必要性 約5年ごとの再接種が推奨 原則1回接種 原則1回接種

肺炎球菌ワクチンに関する用語解説

血清型 肺炎球菌には90種類以上の型(種類)があり、ワクチンはその一部をカバーします。数字は、予防できる菌の種類の数を表しています。
免疫記憶 体が菌の情報を長期間覚えておく力のことです。

ニューモバックスはこの働きが弱く、時間とともに効果が低下します。一方でプレベナー20やキャップバックスは、免疫を強く記憶させる仕組みである結合型を持ち、従来のワクチンより長期間効果が持続するのが特徴です。

最適なワクチンの選び方

ニューモバックス 従来から使用されているワクチンです。結合型ワクチン接種後に、予防範囲をさらに広げる目的で追加接種が検討される場合があります。
プレベナー20 2026年4月から定期接種(公費助成)の対象となった標準的なワクチンです。費用を抑えつつ、長期間持続する免疫の土台を作りたい方に適しています。
キャップバックス より多くの血清型をカバーする新しい結合型ワクチンです。日本で流行している菌にも幅広く対応しており、65歳以上の高リスク成人(慢性心疾患・腎疾患・肺疾患、糖尿病、がんなど)の方に特に推奨されます。

肺炎球菌ワクチンに関するよくあるご質問

ニューモバックスは5年ごとに繰り返す必要がありますか?

以前は5年以上あけて追加接種が推奨されていました。しかし現在は結合型ワクチンの普及により、65歳以上ではニューモバックスの定期的な繰り返し接種は原則として積極的には推奨されなくなりました。現在は、結合型ワクチンを1回接種し、必要に応じて追加接種を検討するという考え方が主流です。

プレベナー20とキャップバックスで迷った場合は?

迷った場合はカバー範囲で選ぶのが分かりやすいでしょう。慢性疾患をお持ちでリスクがあり、できるだけ広く予防したい場合はキャップバックスを、公費助成を利用したい場合はプレベナー20を選択することをおすすめします。

接種費用と自治体の助成制度

塩釜市、多賀城市、松島町、七ヶ浜町、利府町にお住まいで、対象年齢(65歳など)の方は自治体の助成が受けられます。

接種区分 ワクチン種類 費用(自己負担額)
定期接種(公費助成) プレベナー20 8,200円
任意接種(全額自費) プレベナー20 11,000円
キャップバックス 13,000円

※ニューモバックスもご希望の場合、任意接種として8,000円で接種することも可能です。

ご予約・ご相談について

接種歴やご年齢、持病によって最適なワクチンは異なります。過去にニューモバックスを接種された方も、最新ワクチンを追加することでより高い予防効果が期待できます。当院では、お一人おひとりに合わせた最適な接種方法をご提案しております。まずは受付またはお電話にてお気軽にご相談ください。

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